亥の子(いのこ)

 
早いもんで、もう11月。
この11月の亥の日(今年は5日、17日、29日)には、亥の子(いのこ)という行事があります。
こども達が「お亥の子さん」と呼ばれる、ありがたい「石」を持って、地域の家々をまわり、玄関口で数え唄を歌いながら、その石をつくというもんなんですが、今年はちょうど仕事が休みの日だったんで、写真を撮ってみました。
 

軽トラにのって家々をまわります。
 

「お亥の子さん」と呼ばれる、ありがたい「石」
 
五穀豊穣や商売繁盛、大漁祈願などその家々での職種によって、歌の文言を変えるんですが、例えば、ええ年した独身のおっさんがおる家では、「嫁がくるように」とか言って茶化したり、一人暮らしの老人の家では「長生きするように」とか言ってみたり。
まあ日本のハローウィーンみたいなもんかなと思ってますが、なんで亥なのかは分かりません。
 



 
数え唄はこれです↓
 
 いわいまっせー
 (いわいまっせー)
 
 めでたいもんが来たわいなー
 (やーんさーのさーんや)
 めでたいもんはほかにないー
 (やーんさーのさーんや)
 おいのこさんという人はー
 (やーんさーのさーんや)
 いちにったーらふんばってー
 (やーんさーのさーんや)
 にーでにっこりわーろーてー
 (やーんさーのさーんや)
 さんでさかづきお手にすえー
 (やーんさーのさーんや)
 よっつよのなか良いようにー
 (やーんさーのさーんや)
 いつついつものごとくなりー
 (やーんさーのさーんや)
 むっつむびょうそくさいにー
 (やーんさーのさーんや)
 ななつなにごとないようにー
 (やーんさーのさーんや)
 やっつやしきをつきひろめー
 (やーんさーのさーんや)
 ここのつ米ぐらたてならべー
 (やーんさーのさーんや)
 とうでとうとうおさまった
 
 こちらでめでとー花もろてー
 (やーんさーのさーんや)
 花のおんれいもうしますー
 (やーんさーのさーんや)
 こちらのやしきは良いやしきー
 (やーんさーのさーんや)
 ぐるりがたこうて長びくてー
 (やーんさーのさーんや)
 いちみや小判がすぐれこむっくらながれこむっくら もーたいのつなせ
 (さんよーさんよー)
 
 (商売繁盛するように)
 (商売繁盛するように)
 (商売繁盛するように)
 ※うちの場合は「商売繁盛」ですが、農家は「五穀豊穣するように」、子宝願いには「跡取りがくるように」、婚活には「嫁がくるように」という具合に家に合わせて変えます。
 
それと、この日にコタツやストーブなどの暖房器具を出すと縁起が良くて、火事にならないと言われていますが、うちは一回火事を起こしているので説得力はないです。
また、各家庭では神棚に祭ってある「おいべっさん」(たぶん恵比寿様)に大根や柚子などをお供えする習わしとなっています。(ないときはみかんも可)。
 


2013年11月7日